Kenta Fukushima
福島 健太
土木営業
2019年入社
生産工学部 土木工学科 卒
※内容は取材当時のものです
現場の課題を先読みし、
案件獲得へ動く
Episode
細心の注意を払って
土木の営業担当になって半年。以前は施工管理として日々の工事と向き合い、苦労も喜びも味わってきた。仕事がうまくいかず悩んだ時期もあったが、事前の準備や職人たちとのコミュニケーションの大切さを学び、成長してきた。そんななかで、現場での経験を営業で活かせるチャンスが巡ってきたのだった。
営業は案件の受注に向け、施主への提案を行う仕事。工事を行う場所を訪れ、どのくらいの費用、期間がかかるのかを正確に算出しなければならない。彼は現場を知っているとはいえ、その動きは大きく異なる。
「着工から竣工まで全てのフェーズの数量を計算しなければいけないため、範囲が広いです。また見間違いや計算ミスが起きてしまうと、工事の収益にも影響が出てしまうため、正確性が求められます。これまでとは全く異なる業務内容に、大変苦労しました」
しかしながら、現場で経験を積んできた彼だからこそ、営業に活かせる点も多いという。着工後に起こりうるトラブルや、スケジュールの変更は、経験則上、先読みができる。
「工事を進めるなかで想定できるリスクや課題を先読みして、必要な項目を見積りや事前のスケジュールに反映させます。事前にそういった段取りができると、お客様からスケジュール調整などの依頼を受けたときでも、柔軟な対応が可能になります」
まだ新規案件の受注には携われていない。しかし、この先きっと土木営業を背負って立つ人財になるであろう。過去の経験を糧に、自分だけのキャリアを進んでいく。
Q & A
仕事内容
土木営業は案件の受注に向け、さまざまな検討を行う役割を担います。新しい現場の事前調査や工事にかかる費用を算出するための数量拾い、工程表の作成、問題点の抽出など。その後に見積書をお客様に提出し、各資料の説明を行い受注につなげていきます。また受注後にも定例会などに参加し、現場の進捗状況を把握しながらお客様や現場のフォローを行っています。
入社理由
学生時代から土木の分野を学んでいましたが、当初からゼネコン業界を志望していたわけではありませんでした。しかしながら就職活動を進めるなかで、これまで学んできたことを活かして社会に貢献したいと思い、建設業界の選考に参加。インターンシップや現場見学会を通して、最も自由闊達な雰囲気を感じたのが当社でした。若手社員が活発に発言している姿を見て、入社後に活躍できるイメージが湧き、入社を決めました。
仕事の醍醐味
現場に携わっていたころは、工事が無事に完了したときや、自分の計画していた部分が完成したときに醍醐味を感じていました。営業に来てからは、現場の経験を活かしながら問題点の抽出を行い、自分が提案した内容が工事に反映されたときに、非常にやりがいを感じます。仕事内容は大きく異なりますが、過去の知識と経験を活かすことができていると実感します。
今後の目標
まずは営業がどのような業務であるのか、基礎的な部分を理解し、自分が担当した現場を受注することが直近の目標です。案件の発生から提案、受注、竣工まで一通りの流れを手がけたいと思っています。そのためには、工事の数量拾いや見積書の作成などにおいては細心の注意を払い、分かりやすい資料作成ができるように努め、会社に貢献できるよう研鑽を積んでいます。