概要

 アンカー留太郎®は、注入式接着系あと施工アンカー工法におけるアンカー筋(異形棒鋼・全ねじボルト)の設置を補助する設置補助具です。アンカー筋にアンカー留太郎®を装着することで、「施工品質の確保」と「作業効率の向上」に貢献します。

技術イメージ

 

特徴・メリット

誰でも簡単に取り付け可能

 アンカー留太郎®は、手で押し込むだけで簡単にアンカー筋に取り付けることができます。

アンカー留太郎®の取り付け

 

孔の中央に設置する『スペーサー』

 アンカー筋を孔内に挿入すると、角度を持たせた2本の腕部が、孔壁に沿って畳まれます。畳まれた腕部には、ばねの元の形状に戻ろうとする力(復元力)が働き、孔壁を押し返します。この押し返す力が、アンカー筋を孔の中央に設置する『スペーサー』として機能します。中央に設置されることで、接着剤の付着がアンカー筋の全周で均一となるため、容易に施工品質の確保が図れます。

アンカー留太郎®の『スペーサー機能』

 

ずれや抜け落ちを防ぐ『ストッパー』

 アンカー筋に引張力がかかると、孔壁を押し返す力が生じている腕部と孔壁の間に摩擦力が発生し、ずれに抵抗する「ストッパー」として機能します。さらに引張力がかかった場合も、孔壁を押し返しながら角度を持たせた腕部がコンクリート壁面に食い込み、アンカー筋の「抜け落ち」を防ぎます。

アンカー留太郎®の『ストッパー機能』

 

アンカー筋の挿入と同時に仮止め作業が完了

 『スペーサー』と『ストッパー』の機能は孔内への挿入と同時に発揮されるため、挿入後の支保工やくさびなどによる仮止め作業が不要となり、施工時間の短縮が図れます。

施工手順の比較

製品に関する問い合わせ先

アンカー留太郎®は、遠州スプリング有限会社が製造・販売を行っております。購入に関する問い合わせは下記よりお進みください。

あと施工アンカーをアシストするアンカー留太郎® – アンカー留太郎®推進協議会 (anchor-tometaro.jp)

・材質:SUS304-WPB
・サイズ:D10・M10~D51・M48

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