概要
災害復旧工事や鉱山・採石事業など、現場での作業が危険を伴う場合に、作業員の安全を確保するために情報通信技術を用いて、ブルドーザ・バックホウ・ダンプトラック等の大型作業機械をすべてリモートコントロールし、土砂の掘削から積込み・運搬・捨て土までの一連の流れを無人で行うことが可能なシステムです。
本システムは、建設大臣認定の機関である一般社団法人日本建設機械協会より、建設機械化技術・技術審査証明を取得しており、長崎県雲仙普賢岳をはじめとし、秋田県、長野県、新潟県、鹿児島県など日本各地の重大災害発生地域で活躍しています。
無人化施工システム 施工例
システム概要
無人化施工で一般的に使用される重建設機械操作・機器制御用無線(特定小電力無線429MHz帯他)および映像用無線(簡易無線50GHz帯)を無線LAN(IEEE802.11j)に統合し、使用する無線局数を減らして電波の干渉を回避しています。
無人化施工システム 概要例
操作概要
無人化施工実績マップ
実績例
長崎県における「平成8年度 水無川1号砂防ダム上流除石工事」を初めとして、北海道から鹿児島まで、これまでに約60件の施工実績を積んでまいりました。また当社は建設無人化施工協会発足以来、協会員としての活動も続けており、協会参画企業の中でトップの施工実績を有しております。
土のう据付作業
崩落箇所の緩衝材や土留部材として大型土のうを据付けます。
転石破砕作業
崩落危険箇所の巨石をブレーカ破砕します。
ブロック据付作業
ブロックを積上げ泥流止めや、導流堤を構築します。