概要
本システムは、RFID技術を用いたID(識別番号)や振動状況などを電波で発信するタグと、タグからの電波を受信し、受信内容や電波の電界強度を、ネットワーク機器へデータを受け渡すリーダーで構成されており、シールド工事においてバッテリーロコや入坑者の位置をリアルタイムに検知し、それぞれの運行状況、入坑状況を自動的に把握できます。また、バッテリーロコと入坑者との接触事故を防止するだけでなく、坑内における異常出水や火災等による人的被害を減らして、安全で円滑な施工管理を可能にします。
【RFID(Radio Frequency Identification)とは「無線通信により非接触で物や人を自動で識別するもの、および技術全般」であり、ICチップとアンテナで構成されるRFIDタグ(ICタグ)は、その中にデータを格納し、電波を利用してデータを送受信できます。】
システム概要図
表示器設置状況
表示例
特徴
- 300MHz帯の微弱電波を利用したアクティブ型RFIDシステムを採用し、トンネル内で約100mの通信が可能。
- 現場事務所内の管理PCおよび入坑口の表示器にてバッテリーロコおよび作業者の位置を表示。
- バッテリーロコと入坑者の近接状態を検知し運転者に警告し接触事故を防止。
- ICタグが強い衝撃を受けたり、一定時間以上振動を検出しない場合は、入坑者に異常があったと判断し自動的に警報を出力可能。
ICタグとRFIDリーダ
施工実積
雨水貯留管シールド工事1件