概要

本耐震補強工法は、鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造の既存建物の外壁面に摩擦ダンパーを組込んだ制震ブレースを取付け、地震エネルギーを効率的に吸収することで耐震性を向上させ、地震による建物の損傷を抑える高性能なシステムです。

特徴・メリット

  • 簡易な施工

    建物の外部面に摩擦ダンパーを組込んだ制震ブレースを取付ける施工方法です。この制震ブレースにより、大地震時における建物の揺れを小さくします。

  • 「居付き補強」が可能

    ほとんど外部からの作業で補強が可能であるため、建物を使いながらの補強工事が可能です。共同住宅では、居住者が転居することなく補強工事の施工を実施でき、事務所、学校、病院等でも室内への影響は少ないです。

  • スリムな外観

    外径190.7㎜の鋼管を主に使用ており、採光や通風への影響が少なくスリムな外観となっています。また、建物の外装に合わせた塗装を施すことにより、建物と一体化したデザインを作り出すことが可能です。

  • 必要な箇所だけに設置

    敷地条件、建物形状により、杭なしでの補強も可能です。摩擦ダンパーを組込んだ制震ブレースの鉛直方向の軸力は小さいので、中間階のみの設置も可能で1階をふさがない施工も可能です。

  • 環境にやさしい補強工法

    従来の工法に比べ、本工法は大掛かりとなる内装、サッシの解体・復旧工事が不要であるため、産業廃棄物の発生を極力抑えることが可能となり、環境にも優しい補強工法です。

  • 助成金・補助金

    分譲マンション等、共同住宅において助成事業対象となり、“東京における緊急輸送道路沿道”の耐震設計及び改修工事助成金を助得しています。また、「制震工法」であるため、特殊工法として助成金の増額が適用されます。小中学校等においては、文部科学省の補助事業の補助対象となっています。

適用例(実施工した適用物件)

  • 耐震補強事例集(5分12秒)

  • 工法実績マップ

リーフレット

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