若者に伝える建設業の魅力|国交省主催の見学会で大分工業高校の学生78名が水陸両用ブルドーザを学ぶ

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 青木あすなろ建設株式会社(代表取締役社長:辻󠄀井靖、以下「当社」)は、5月27日(月)に大分市の大野川で進める河道掘削工事の現場で大分工業高校土木課の1年生78名に対し、水陸両用ブルドーザの実演を行いました。これは国土交通省 九州地方整備局 大分河川国道事務所が主催するICT施工をテーマにした見学会に協力したもので、土木が社会に果たす役割や、作業を効率化させるDXの取り組みを学んでいただきました。

当日の様子(水陸両用ブルドーザの説明を受ける学生たち)

防災・減災・自然再生に寄与する「ICT施工対応の水陸両用ブルドーザ工法」

 水陸両用ブルドーザは、作業船や陸上機械による作業が困難な水深7mまでの浅水域を作業領域とする無線遠隔操縦式の水陸両用の建設機械です。機械のみ水中に入り、オペレータは100m以内の安全確保できる場所でラジコン操縦します。また、マシンガイダンス機能(ICT施工)により高効率な掘削作業が可能な工法です。当社は、現在も稼働中の5台全てを所有し、この浅水域という特異性のある施工領域で、1,200件以上の施工実績を蓄積し、防災・減災・自然再生に貢献してきました。

ICT施工対応の水陸両用ブルドーザ工法

 

水陸両用ブルドーザから水中施工ロボットへ

 現在、当社はコマツと共同で、気候変動対応・人手不足などの増大する社会課題解決に向けて、危険な水域や深い海が現場でも、自動制御とICT機能により熟練技術がなくとも安全・快適なオフィスから遠隔操作が可能な電動式の水中施工ロボットの実証に向け取り組んでいます。 この取り組みは、2025年大阪・関西万博で世界に発信します。万博会場では、将来を担う若い世代の方々に、「未来の水中工事」は従来の工事を一新し、誰もが活躍でき、人々の命や暮らしを守るものであることを理解してもらいたいと考えております。 今後も当社は、未来の建設業界を担う若者たちの育成に貢献してまいります。

 

〈参考〉
見学会の様子が、地元放送局のOBS大分放送のニュースで放映されました。
詳細は下記URLよりご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=Ws2xWDHzhbQ

以上