岩手県洋野町Jブルークレジット®を購入しました

  • 環境活動

 青木あすなろ建設株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:辻󠄀井靖)は、岩手県洋野町が実施するブルーカーボンに関する取組み「増殖溝(ぞうしょくこう)を活用した藻場の創出・保全活動」に賛同し、Jブルークレジット® を21.5【t-CO₂】購入しました。

田中取締役土木事業本部長  岡本洋野町長

岩手県洋野町で実施されている当該プロジェクトにおける増殖溝は、当社が昭和48年から昭和50年代にかけて水陸両用ブルドーザ等を用いて施工した漁場です。当該地区では現在、本州第一位のウニの水揚げを誇る漁場として豊かな資源をもたらすとともに、日本最大級となる累計3,453【t‐CO₂】ものブルーカーボン認証量を誇るブルーカーボン創出の場として新たな価値を生み出しています。水陸両用ブルドーザ等を用いて造成施工した漁場が、地域・環境に貢献していることは、とても栄誉なことであり、昨今の気候変動に対応した世界の動きの中で、当社および水陸両用ブルドーザの実績に新たな付加価値となるものと考えています。そして当該プロジェクトからJブルークレジット®を購入し(2024.10.23認証)、水陸両用ブルドーザの施工により排出されるCO₂などの温室効果ガスの一部をカーボン・オフセットするとともにその収益を増殖溝の維持管理等に活かしてもらうことで過去・現在・未来に渡り、洋野町の漁場の持続可能性向上、藻場創出を通じた環境課題への取組みを継続していきたいと考えております。

また、現在当社とコマツは2025年大阪・関西万博への共同出展に向け、「未来の水中工事」をテーマに熟練技術がなくとも水中での工事を遠隔操縦で高精度かつ容易に施工可能な電動式の水中施工ロボットの開発に向け実証を開始しています。電動式による脱炭素への貢献、施工範囲拡大による自然災害への対応、新たな藻場創出・保全、担い手不足など社会・環境課題解決に貢献して参ります。